小田原フラワーガーデンのトロピカル温室で熱帯植物「ヒスイカズラ」の花が2月24日に開き始め、3月10日現在、10房が開花している。3月下旬、見頃を迎える見込みだという。
同園のシンボルフラワーとして親しまれているヒスイカズラは、フィリピンのルソン島原産の植物で、自生地では絶滅が危惧されている貴重な植物。宝石の翡翠に例えられた繊細な色彩を特徴としている。同園では藤棚のように配置し、360度観賞できるように工夫している。
また、開花に合わせて、3月20日(金)から4月26日(日)にかけて「ヒスイカズラフェスティバル」を企画。「神奈川なでしこブランド」にも認定されている「アロア・ワッド探検隊」のミッションも発令し、ヒスイカズラの謎を解く。また、ガイドツアーのほか、園内のカフェ(土日祝のみ営業)で「翡翠のしずくフロート」なども登場する。同園では「今年の開花は少し早め。ぜひ見頃を楽しんで」と話している。
温室の入園料は大人200円、小中学生100円。問い合わせは、同園【電話】0465・34・2814へ。