小田原白梅ライオンズクラブ(秋山隆一郎会長)が3月28日、イトーヨーカドー前で献血活動を実施した。クラブの社会奉仕活動の一環として、例年「小田原かまぼこ桜まつり」の会場で実施していたが、まつりが中止となったため急遽会場を変更して行った。
当日はクラブメンバーがプラカードを持って呼びかけ、49人が参加。1万8400mlの血液が集まった。神奈川県赤十字血液センターによると、対策強化として昨年末から受付の際に検温を実施しており、この日も額で体温を測った後に問診を受け、献血車へ乗り込む姿が見られた。
コロナ影響で一時激少
新型コロナウイルス感染拡大と外出自粛の影響を受け、2月頃から献血協力者が減少。同センターの和賀祐樹さんは「本来在庫率100%であるところ、50%まで落ち込んでいた」と話す。3月5日に、白血病で闘病中の競泳・池江璃花子さんが自身のツイッターで献血の重要性と協力を訴えたところ、献血ルーム利用を中心として協力者数は回復。だが献血後一定期間空けなければ次の献血はできず、採取された血液は3週間以内という使用期限もあるため「一時的に血液量が増えても、一定数継続して確保していくことが重要」(和賀さん)と訴える。イベント自粛等で献血車が出向く機会は減っており「1回でなく、間隔が空いてまたご協力いただけるリピーターが増えることが理想」と呼びかけ、秋山会長は「今後もできる限り協力していきたい」と応えていた。
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