小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日：2023.07.15
小田原少年少女合唱隊
60周年節目に歌声披露
17日にラストコンサート
小田原少年少女合唱隊（＝写真・桑原妙子代表）が７月17日（月・祝）、小田原三の丸ホールで最後のコンサートとなる「小田原少年少女合唱隊60周年＆マルベリー・チェンバークワイア25周年記念コンサート」を行う。
同合唱隊は「歌いたい子どもの心を大切に」という活動目標のもと、１９６３年に結成。延べ３千人が活動してきた。２００６年にチェコのプラハ国際合唱コンクール・児童合唱部門で１位、金賞・最優秀発声賞受賞のほか15年に全日本合唱コンクール全国大会で金賞受賞など、国内外で活躍している。マルベリー・チェンバークワイアは、同合唱隊の卒業生を中心に活動する混声合唱団。
現在、同合唱隊のメンバーは小学２年から高校３年までの16人。10期生で桑原代表の娘、春子さんが長年、イギリスから毎月帰国して音楽監督を務めてきた。しかし健康上の理由などから60周年を迎えた今回、同合唱隊とマルベリー・チェンバークワイアとしてのラストコンサートを開催することにした。
当日は日本で親しまれているメロディーを元にしたミサ曲『日本、とこしえに美しく』などを披露する。水野可麗さん（高１）は「指導してくれた先生方、ずっと聴きに来て下さった方に感謝の気持ちを込めて歌いたい」、卒業生の森山千晴さん（23）は「最後のステージも楽しむことを大切に歌いきりたい」と意気込む。
指導してきた春子さんは「大勢の皆様に支えていただいた60年の活動はこれで終わりではなく、形を変えて未来に必ずつながると信じている」とコメント。また妙子さんは「歌声で世界の平和を願い、心を込めて歌いたい。ご支援いただいた多くの皆様にお聴きいただければ」と話す。
午後１時15分開場、２時開演で全席指定３千円。未就学児の入場不可。当日券は１時〜50枚限定で同ホールで販売。
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