足柄紫水大橋 500人で渡り初め 広域連携の強化にも期待
大井町と開成町を結ぶ足柄紫水大橋が3月16日に開通し、記念式典や4世代の親子ら500人による渡り初め、記念イベントなどが催された。
式典には黒岩祐治県知事や県関係者、近隣市町の首長、県議、市議、渡り初めに参加する地域住民ら約250人が出席。白馬に乗った黒岩知事を先頭に、南足柄市、大井町、開成町から参加した7組の3世代親子に加え、式典の観覧者なども含め500人以上が渡り初めも行われた。
大井町西大井に住む大澤勝治さん(90)は、妻の繁子さん(88)、息子の健久さん(63)と妻の悦子さん(60)、孫の博之さん(29)と妻のゆかりさん(29)、ひ孫の寿仁(かずと)くん(4)と乃綾(のあ)ちゃん(3)の4世代8人で参加した。
健久さんは「橋のそばに住んでいて工事の進行具合をずっと見てきたので、渡り初めに参加できて光栄。紫水大橋ができたことで開成や南足柄へ行きやすくなって便利になる」と橋を渡り終えた感想を話した。
10年以内をめどに255号への接続
足柄紫水大橋は酒匂川の中央部を境に大井町側の「金子開成和田河原線」と開成町側の「和田河原開成大井線」の東西に分かれる都市計画道路に架かる橋。
「金子開成和田河原線」(1965年に都市計画決定)は、今回の開通で南北に通る県道711号までが完成し、残す区間は国道255号までの約1Kmとなった。
県は14年度の当初予算案にこの区間の調査費を計上。県西土木事務所では「10年後をめどに進めていきたい」としている。
|
|
|
|
|
|