南足柄市の大雄山駅前付近から東名高速道路大井松田インターチェンジへと続く県道78号線沿いの歩道緑地帯に植栽されている水仙の花。地元ボランティアの「クローバーファミリーの会」(福山正悟会長)が県の協力を受けながら管理して15年になるが、近年は担い手不足が顕著になっている。
クローバーファミリーの会は1977年4月に足柄地域1市5町の有志により、郷土意識の醸成や環境美化などを目的に発足。以来、月1回の美化清掃ボランティアやゴミ収集、雑草除去などを続けてきた。
こうした活動の一つが水仙の植栽。「あしがら水仙のみち」と題し、2006年から県と協力して実施してきた。範囲は約5Km、350カ所におよそ5千個の球根植えが完了したのは7年後の2013年のこと。当時を振り返り福山さんは「活動にはたくさんの方々の協力があったからできたもの」と話す。春になると歩道を彩る水仙は、この地区の名物でもある。
しかし、近年は会員の減少と高齢化が著しく、作業が思うように進まないのが現状。会は会員としてではなくても、運動代わりなど、できる時にできる範囲でのボランティアの手を求めている。福山さんは「もちろん、家の周りだけで構いませんので気軽に参加してほしい」と話す。問い合わせは福山さん【電話】0465・73・0536。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|