今年８月28日に秦野市議会議員選挙が行われる。同選挙の定数は26議席。ここにきて現職の引退表明や、出馬を表明する新人や元職が現れるなど、同選挙に対する動きが活発化している（7月13日起稿）。
現職の中で、引退を表明しているのは村上政美氏（５期・60・共産）、三竹正義氏（３期・75・秦政）、福森登氏（３期・70・秦政）、山口金光氏（３期・60・民政）、平沢信子氏（３期・59・公明）、渡邉孝広氏（２期・52・公明）の６氏。
三竹氏と福森氏の２人は、それぞれ後継の候補を擁立しない意向。一方共産党は村上氏に代わり元職の佐藤文昭氏が出馬予定。佐藤氏は平成19年の同選挙で落選しており、今選挙で捲土重来を期す。
また、公明党は３人の現職市議のうち、前回選挙で初当選を果たした横山むらさき氏（51）を除いた２人が交代、新人として海老名市で社会福祉法人に勤めた経歴を持つ野田毅氏（56）と、今年７月まで民間企業に勤務していた山下博己氏（49）が出馬を予定している。日立労組の山口氏の後継者は八尋伸二氏（48）。このほかに新人として自営業の古木勝久氏（59）が出馬を表明している。また、前回の市議選にも出馬した折口隆二郎氏（60）が出馬に意欲を見せていると言われる。そのほかに、みんなの党公認の女性の出馬も取り沙汰されている。
こうしたことから現時点では、定数の26議席に対して26〜27人前後の出馬が見込まれているが、まだ状況は流動的。今後新人が現れる可能性があるものの、無投票となるケースも残されている。無投票になった場合、昨年の市長選、今年４月の県議選に続き、国政・知事選を除き３回連続で投票が行われないことになる。
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