自然観察施設くずはの家(高橋孝洋所長)で6月25日、八丈島などに生息する発光生物・ニッポンヒラタキノコバエの仲間と思われる発光性幼虫が見つかった。発見者の高橋所長が、神奈川県昆虫誌(2004年・神奈川昆虫談話会)をはじめ、生命の星・地球博物館(小田原市)や発光生物の研究者へ問い合わせ等を行い記録を探したというが見つからず、県内では今回の発見が初の記録となるようだ。
高橋所長は以前、八丈島で同キノコバエを見たことがあり、今回発見した幼虫が似ていたため仲間ではないかと推測。自宅に持ち帰り、真っ暗の室内で見たところ、肉眼でも発光を確認できたという。
高橋所長は、「思わずガッツポーズしました。葛葉緑地で発光生物が新たに見つかりとても嬉しい」と笑顔で話した。
今回の発見は、昆虫関係の雑誌で発表する予定。
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