自然観察施設くずはの家で、シジュウカラの営巣が始まった。同施設では巣箱の中にカメラを入れ、その様子を観察。屋外にモニターを備え付け、来場者も見ることができるようにしている。
巣箱の設置は、高橋孝洋所長が赴任した翌年の2007年から始めた。この年、シジュウカラの営巣を確認したが、カメラは入れていなかった。
より詳しく生態を観察しようと、翌08年から巣箱の中にカメラを設置。巣作りや産卵、子育てから巣立ちまでの様子の観測を開始した。
この年にはヤマガラが入り、以降はシジュウカラかヤマガラどちらかが営巣。基本は3月頃だが5月から営巣した年もある。また、片親行方不明の年、蛇に入られ全滅した年、全ての雛が元気に巣立った年など様々で、子育てにも個性があることがわかったという。
今年の巣立ちは
今年は3月12日に巣に入ったことが確認され、13日から本格的な巣作りが始まった。巣は5cmほどの深さで、コケや犬・鹿など動物の毛で作られている。20日頃から産卵を開始し、4月2日から温め始めている。
現在は雄が周囲で縄張りを主張したり雌に餌を運ぶなどしているが、雛が孵化した後は夫婦で餌付けを行う。今年は例年悩まされている蛇への対策も行った。
「例年のデータから4月15日頃に雛が孵化し、5月1日頃に巣立ちを迎えるのでは」と高橋所長は話している。
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