ぽけっと21すえひろで行われた市民との意見交換
秦野市議会による議会報告会が10月31日、11月５日、７日に行われた。
この取り組みは市民と情報共有を図り、議会活動や市政に対する意見を聞く機会として実施しているもの。初日は環境都市常任委員会が交通事業者や地元商店の店主らを、２日目は総務常任委員会が防災アドバイザーや高校生による「学生団体Ｅ４」を市庁舎に招き、意見交換を行った。
３日目の文教福祉常任委員会は子育て世代の声を直接聞くため、今回初めて子育て支援センター「ぽけっと21すえひろ」を直接訪れ、利用者に悩みや要望を聞き取りした。今年転入したという女性は「市の情報をどこで入手したらいいかわかりにくい」などの悩みを訴えた。また、保護者の代わりに子どもを預かったり、学校等への送迎など子育て支援を有償で行う「ファミリー・サポート・センター」にも触れ、「事前の申請が必要だが『今日急に』ということも多く、そういう時に対応できる制度があれば」と話した。
文教福祉常任委員会の委員長を務める野々山静香議員は「子育て世代との交流を通じて、想いを直接聞くことができ、委員会としても大変貴重な経験をさせていただいた。あらたな議会報告会のかたちのひとつとして、今後も、丁寧に続けていきたいと感じた」と話す。
今回３常任委員会に寄せられた意見は、協議の上、議会からの政策提案などとして市執行部に働きかけを行うという。
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