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秦野 人物風土記

公開日:2026.08.14

曾屋神社神輿保存会の会長を務める 振原(ふりはら) 崇豪(たかひで)さん 元町在住 56歳

  • 振原(ふりはら) 崇豪(たかひで)さん (写真1)

地域の鎮守と人つなぐ

 ○…会長に就任して3年。「伝統を守り、次世代へ新たな一歩を」と知恵を絞る。地域の鎮守である曾屋神社のために、例大祭での神輿の担ぎ手や境内掃除、年始の甘酒配布などを担ってきた。今年はさらに、8月22日に神社境内初となる「納涼祭」を企画。地域活性化はもちろん、祭りを盛り上げる神輿の担ぎ手や太鼓の叩き手との出会いを創出するのが狙いだ。「にぎわいが次の世代へつながっていってほしい」と期待を込める。

 ○…神輿を担ぎ始めて約40年。末広小・本町中の卒業生で、曾屋神社例大祭は幼い頃から身近な存在だった。先輩に誘われ15歳で担ぎ手に。準備の苦労や転居など、ライフステージの変化で離れていく人も多い中、神輿とともに歩んできた。続けてきた理由は、「好きだからかな」といたってシンプルだ。

 ○…本業である土木業の傍ら、会長としての多忙な日々を支えるのは家族の存在。納涼祭のチラシデザインを引き受けてくれた長女をはじめ、妻や次女の温かいサポートに「家族の支えがなければここまでできない」と感謝を惜しまない。孫たちの「かっこいい!」という憧れの視線も、何よりの原動力だ。

 ○…本町地区各地の神輿が巡り、市内で最も大規模とされる曾屋神社の例大祭。これを維持できるのは、交通規制に柔軟に対応する警察や声をかけてくれるまちの人々、そして他地域から駆けつける担ぎ手たちの存在があるからこそ。「まちは本当にあったかいよ」。応援に来てくれた他地域の祭りには必ず足を運び、義理を果たす。確かな思いと情熱、竹を割ったような人柄に惹かれ、多くの人が集う。伝統の継承と新たな挑戦へ。進化する保存会の先頭に立ち、地域の未来へと力強く神輿を進めていく。

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