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公開日:2026.09.11
秦野の農家が中学校給食を初試食 規格外野菜を用いた献立味わい、意見交換も
中学校給食を提供している秦野市学校給食センター(はだのっ子キッチン)で9月1日、市内の生産農家を招いた給食試食会が初開催された。この日は規格外野菜を使った献立が提供され、農家らは給食を味わうと共に市と意見交換を行った。
秦野市学校給食担当が主催した今回の取り組み。顔の見える関係づくりを目的に、生産農家が給食用として出荷している野菜がどのように調理されているかを知ってもらおうと実施された。
同センターは2021年12月から稼働を開始。毎日約4000人分の給食を調理し、市内全9中学校へと配送を行っている。野菜の処理はほぼ機械で行っており、そのためセンターが定めた規格に沿わない「規格外野菜」は給食の遅配リスクが生じるため普段は使用できないのが現状だ。
しかし、味や品質に問題はないため、同センターでは22年度から年に1回、給食のない夏休み期間中に規格外野菜を受け入れ、手作業で皮むきや裁断を行う一次加工を実施。ペースト状にして冷凍保存し、2学期の給食用の食材として使用することで、フードロス対策や食育への活用につなげている。
今回は、今夏に一次加工したトマトとカボチャのペーストを用いて調理した「鶏肉のサルサソース」と「かぼちゃのシチュー」が給食として提供された。参加した農家14人は給食を味わいながら、給食内に使われている「秦野産野菜」が毎食中学生に告知されていること、調理や残食率の状況等の説明を受け、規格外野菜の定義など意見交換も活発に行われた。
JAはだのやさい部会施設部部長の村上耕一さん(42)は「自分の子どもも中学生なので何を食べているか知る機会になった。野菜それぞれの味が生きていておいしく、無駄なく使えるのは良い取り組みだと思う」と話した。調理現場を担う同センター運営業務責任者の篠崎彩さんは「フードロス削減にもつながり、とても良い取り組みだと感じています」と手応えを語り、今後も規格外野菜の加工を継続していく考えだ。
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