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公開日:2026.09.04

クマゼミぬけがら大捜索 9月6日 秦野市の「くずはの広場」でイベント

  • クマゼミぬけがら大捜索 (写真1)

 秦野ガス・ネイチャーパークくずは(くずはの広場/秦野市曽屋1137)で9月6日(日)、「セミのぬけがら大調査」が行われる。クマゼミのぬけがらを探す一般参加型の初の企画で、市内の気温上昇や生態系の変化を探る指針となるものとして注目される。

 クマゼミは体長6〜7cmある日本最大級のセミで、黒い体に透明な翅を持ち「シャーシャーシャー」と大きく鳴くのが特徴。南方に多く分布し、近隣では平塚市や小田原市など沿岸部で見られてきた。

 自然観察施設「くずはの家」の高橋孝洋所長によると、その地で羽化した証拠となるクマゼミの”ぬけがら”は、秦野市内では鶴巻地区で20年ほど前から見つかっているものの、盆地エリアでは報告されていなかったという。クマゼミの幼虫は地中で4〜5年過ごすが、生育には高い地温が必要なため、盆地特有の気候を持つ秦野では地中生育が難しく、市内で見かけるクマゼミは「沿岸部で羽化した成虫が飛来したもの」と推測されてきた。

 しかし近年、くずはの広場でも、数は僅かながらも来館者によるぬけがらの発見があったことから、実態を解明しようと今回、一斉捜索を企画。職員やくずはの家ボランティアを中心に、一般市民の参加も受け付け、一丸となってパーク内のぬけがらを調査する。

 くずはの家では、8月5日から来園者が採集したセミのぬけがらを展示=写真=しているが、今年はまだクマゼミは発見されていない。「もし1つも見つからなくても『飛来しているだけ』という事実が分かる。来年以降も実施し、データを積み重ねれば気温や生態系の変化の把握に役立つ」と高橋所長。調査でぬけがらが見つかれば、数年間を地中で過ごし正常に羽化した「市内定着」の証拠となりうる。

 イベントには誰でも参加可能。当日受付で、午前10時半に集合(雨天中止)。長袖、長ズボンを着用する。問合せはくずはの家【電話】0463・84・7874。「多くの方に参加してもらえれば」と呼びかけている。

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