あざみ野在住大西進さんら "カーネギーホール"で合唱 日米桜交流100周年を祝う
日本の桜が「平和と友好のシンボル」としてアメリカに寄贈され100年―。日米の桜交流100周年を記念し、区内で活動する『金子みすずをうたう会』のメンバーら10人と同会講師で作曲家の大西進さんが今月16日(月)(現地時間)、カーネギーホール(アメリカ・ニューヨーク)で開催される「交流演奏会」に参加する。
この演奏会は、NPO法人五色桜の会(大久保美智子理事長)と日米桜交流100周年市民交流実行委員会らが中心となって企画したもの。当日はアメリカの合唱団も参加、英語による両国合唱なども行われる。
きっかけは”五色桜”
1912年アメリカに渡った桜の元となる東京都足立区・荒川堤の桜、通称『五色桜』―。足立区の桜まつりで五色桜の歌を作曲した大西さんが、この桜を後世に残す活動をする大久保さんに出会ったのは2006年。五色桜を通じ意気投合した大西さんらは翌春、日米交流の証である桜を見にアメリカへ渡る。ワシントン、ニューヨークなどを回り、現地の人たちが90年以上経った今も、桜を大切に育てている現状を知った。帰国後、大西さんらは同NPO法人を立ち上げ、100周年の節目に五色桜への思いを曲にし、アメリカで合唱する交流演奏会を企画した。
演奏会には大西さんが指導する神奈川や東京などの合唱団有志ら150人以上が出演。青葉区内からは、大西さんが指導する『金子みすずをうたう会』のメンバーら10人が参加。カーネギーホールでの交流演奏会のほか、ワシントンDC桜祭りで記念コーラスにも出演する。
指揮・作曲は大西さん
五色桜物語合唱団の団長を務める大西さんは、作曲を担当。五色桜にかかわる人に作詞を依頼して曲にしたり、桜の返礼でアメリカから贈られたハナミズキをテーマにした曲など全19曲を作った。演奏会では大西さんが指揮者として合唱団を率いる。「日本の桜を大切にしてくれた100年間の思いに感謝をこめて、今まで築いた友情がこの先もしっかり続くように曲を贈りたい」と大西さんは話す。
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