戻る

青葉区 ピックアップ(PR)

公開日:2015.01.29

桐蔭横浜大学
「産学連携」 研究で成果
2月4日から、技術展に出展

 600近い企業、団体が出展する工業技術、製品の総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2015」が2月4日(水)〜6日(金)、西区のパシフィコ横浜で開催。青葉区鉄町の桐蔭横浜大学からは、医用工学部生命医工学科の齋藤研究室(齋藤潔教授)と、大学院工学研究科の杉本研究室(杉本恒美教授)が出展する。



活性酸素で殺菌



 齋藤氏のテーマは「導電性ポリマー」(ポリアニリン)を用いた、活性酸素の連続発生原理の実演と応用。水中につけると活性酸素を発生させる物質の一種で、脱臭や殺菌効果が得られる仕組みだ。省エネで環境にも優しいため、介護施設やプールなどで活用が見込めるという。



 「『あり得ない』と言われていることを研究で覆すことができるのも、教育環境とデータの蓄積があればこそ。研究成果の用途については、今後も可能性を探りたい」と齋藤氏は語る。



状態チェックに音波



 杉本氏のテーマは、コンクリート非破壊検査のための「非接触音響探査法」と、音波を用いた植物根域の土壌水分計測。遠距離、非接触の点検方法は、笹子トンネル天井板崩落事故を機に注目度が高まっている。



 非接触音響探査法では、5m以上の距離から音波をコンクリート面に当て、壁面の振動速度を計測。ハンマーの打音法と同じ原理で、振動のたわみから欠陥部を判定する仕組みだ。



 植物根域の土壌水分計測は、音波で培養土中の水分を計測し、給水の最善のタイミングを導き出すというもの。実用化すれば、水源の乏しい国や地域で、農作物の栽培の手助けになる可能性もある。「生き物からトンネルまで、適した状態を維持しようという研究。この機会に知ってもらえれば」と杉本氏は話す。



 4日(水)午後1時からは齋藤氏、5日(木)午後3時からは杉本氏による講演も行われる。



 会場は「みなとみらい駅」徒歩3分。午前10時〜午後5時。入場無料。大学への問い合わせは左記へ。



■桐蔭横浜大学研究推進部【電話】045・974・5605

 

桐蔭横浜大学 研究推進部

横浜市青葉区鉄町1614

TEL:045-974-5605
FAX:045-974-5076

http://toin.ac.jp/univ/

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    青葉区 ピックアップ(PR)の新着記事

    青葉区 ピックアップ(PR)の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS