古来の製鉄法を体験 YSF高生が企画
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校=小野町=の生徒らが、日本古来の製鉄方法である「たたら製鉄」を体験した。
体験は、同校卒業生の岡遼太郎さんらが中心となり企画し、今回で2回目。
企画の理由について岡さんは「YSF高校が設立間もないうちに、新しいことに多く挑戦し、後輩につないでいきたいと思った」と語る。また、体験を通じた地域交流もねらいの一つ。「日頃学校を支え、また将来後輩になるかもしれない地域住民やその子どもたちと刺激を与え合いたかった」と岡さんは振り返る。
体験では、全国でたたら製鉄の体験イベントなどを実施しているNPO法人「ものづくり教育たたら」が協力し、同校生徒や地域の親子連れなど約40人が参加し鉄づくりを学んだ。
たたら製鉄は、砂鉄と木炭を燃やして鋼を作り、鉄を得る。鋼を加工して、日本刀などの製品が作られてきた。当日は、材料を燃やす炉の組み立てから始まり、内部が1000度以上にまで達した炉から鋼のもとになるケラを取り出す「ケラ出し」まで、1日がかりで行われた。
今後生徒らは出来上がった鋼をさらに科学的に分析し、学会などでの成果発表を検討しているという。また、鋼を使いペーパーナイフなどの加工品にも挑戦したいと意欲を見せていた。
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