鶴見区
公開日:2014.05.15
白鵬女子官野教諭
国展・彫刻部で最高賞
2年連続で入賞
白鵬女子高等学校=北寺尾=の官野良太教諭(26)が、日本最大級の美術の公募展「国展」の彫刻部で、最高賞にあたる国画賞を受賞した。
官野教諭は、東京藝術大学大学院修了後、13年から同校に勤務。昨年初めて同展に彫刻作品を出品し、新人賞を受賞している。
今回は、身を乗り出しそうなほど腕を伸ばし、星を拾う男性をイメージした彫刻「星降る夜に」を出品。旅行先で美しい星空を見た経験から着想したという。乾漆という素材を使い、薄い漆と麻布が何層にも塗り重ねられて形成されている。
制作期間は約半年間。仕事の合間をぬって、毎日必ず2、3時間を作品と向き合う時間に当てるようにしていた。「飲み会から帰った夜も作っていた」というほどストイックな制作意欲は、「より良い物を作りたい」という思いから沸きだすのだという。
官野教諭は、「今回の作品も反省点は多い。よりよいものをこれからも作り続けていきたい」と意欲を見せていた。
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