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公開日:2026.07.17

聖マリアンナ医科大学病院 高度救命救急センターに 市内で唯一の指定機関

  • 取材に応じた藤谷センター長

    取材に応じた藤谷センター長

 聖マリアンナ医科大学病院救命救急センター(菅生)がこの春、川崎市内で初めて高度救命救急センターの指定を受けた。指定から3カ月が経過し、同センターの役割などを藤谷茂樹センター長に聞いた。

 高度救命救急センターは、通常の救命救急センターより上位に位置づけられ、高度な診療機能を有する医療機関。事故による指肢切断や一酸化炭素などでの急性中毒をはじめ、重症患者を受け入れる。現在は神奈川県内で4カ所、市内では同院のセンターが唯一指定を受けている。

 同院のセンターは1980年、県内最初の救命救急センターとして開設。83年には大学病院として初めて熱傷センターを併設した。今年4月に新百合ヶ丘総合病院(麻生区)が指定を受けるまで、市北部医療圏で唯一の救命救急センターとして24時間体制で多くの重症患者に対応してきた。

 コロナ流行時には県内全域から重症患者を積極的に受け入れ。近年は新病棟が竣工して重症病床が66床に拡充されるなど、より多くの重症患者を受け入れる体制を整えたことなどから高度指定に至った。

受け入れ1万台へ

 今年4月からは「運動器外傷センター」を新設し、骨折などのけがの診療体制を強化。藤谷センター長は「以前はマンパワー面で受け入れられないこともあった骨折などの外傷系も、今はほぼ100%近く対応できるようになった」と語り、より多くの患者へ対応できる体制を整えた。

 「救急医療は”医”の原点である」をモットーに、「重症患者だけではなく、地域に根ざした1次・2次救急も引き続き受け入れていきたい」と藤谷センター長。近隣の病院とも連携し、地域の受け皿としての役割を強化していく方針で、現在は年間約9200台の救急搬送受け入れを、1万台まで拡大することを目指している。

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