宮前区 社会
公開日:2017.06.16
川崎富士見LC
笑って福祉の理解深める
40周年記念で手話落語
川崎富士見ライオンズクラブ(LC)=山田甫夫会長、会員31人=が結成40周年を迎え、6月7日に高津区のKSPホールで記念講演会と式典を開いた(秋山勲大会委員長)。福田紀彦市長も来賓として駆け付けた。
講演会は落語家で初代・林家三平最後の弟子である林家とんでん平さんが講師として登壇。とんでん平さんは「手話落語」の第一人者。落語で笑えない聴覚障害者と出会ったことがきっかけとなり手話落語を独自に研究して生み出した。現在も福祉の理解を深めるために全国を行脚している。
「聴覚障害がある人も同じ場所で笑ってほしい。普段からみんな一緒であるべき。ライオンズクラブさんから『笑いながら地域の福祉を考えるきっかけをつくりたい』と講演依頼をいただき、ぜひやらせてほしいと引き受けました」と、とんでん平さん。入場無料で170人の市民が来場。とんでん平さんは、笑いを誘いながら福祉の大切さを伝え、手話落語を披露した。
山田会長と亀ヶ谷修実行委員長はともに「成功して良かった。外部の人を招いて周年行事をやることは珍しい。より良い地域をつくるため、福祉の向上に役立てたかった」と話した。
また式典では宮前区少年野球連盟への横断幕贈呈や、川崎いのちの電話と平瀬川流域まちづくり活動への支援、川崎愛児園での餅つきイベント、宮城県・山元町への図書寄贈など40周年記念事業の報告も行われた。
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