レスリングの関東高等学校大会神奈川県予選が先月釜利谷高校(横浜市)で行われ、県立生田東高校3年生の徳永有都選手(17)が60キロ級フリースタイルで3位に入賞した。徳永選手は、6月に山梨県で行われる関東大会に出場する。
県予選大会当日は、初戦突破したものの、2回戦で敗退。敗者復活戦で横浜修悠館高校の選手に逆転の判定勝ちを収め、トーナメント戦を制した。
レスリングは1ラウンド3分間で2ラウンド行う。徳永選手は時間を有効に使い、手堅くポイントを獲得していくプレースタイル。「最後まで諦めない。悪い状況でも相手にプレッシャーをかけて前向きにチャンスを待つ」と徳永選手。
生田東高校にレスリング部はなく、徳永選手は高校1年生の時からアニマル浜口さんの道場で稽古に励んでいる。個人で精力的に活動を続け、豊島区が主催するレスリング大会の同級で優勝した経験もある。
小中学生時代は野球部に所属していたが「チームメイトに頼って、助けられてばかりだった。次は、個人競技の格闘技を一生懸命頑張ってみたかった」と話す。高校入学を控えたある日、レスリングの女子世界選手権で戦う浜口京子選手の迫力ある試合を見て、アニマル浜口さんの道場の門をたたいた。現在、大会に向けての稽古では、浜口京子選手にスパーリングを受けてもらっている。「計量に向けて、もう試合は始まっている。より高みを目指したい。悔いの無いように、悪い状況でも最後まであきらめずに戦いたい」と意気込む。
徳永選手は5月に行われるインターハイ予選にも出場を予定している。
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