幸区老人クラブ連合会の会長を務める 佐藤例藏(れいぞう)さん 河原町在住 79歳
老人が活発に、楽しむ場に
○…60歳以上の年配者が加入する連合会の会長に就任し2年目を迎えた。「前会長の姿を見てきた糧があるから、その経験を今は生かしている。前の会長にはとても感謝しています」と語る。各地にある76の老人クラブが加盟する連合会の先頭にたち理事などと共に運営に携わる。「ボランティアでまとまる組織。みんなで支え合うことと地域に貢献することを忘れてはいけない」。この信念をもとに演芸大会やスポーツ大会、日帰りバス旅行等を通し交流を図っている。
○…地元、河原町グラウンドゴルフ同好会の会長を務め、大会で優勝した経験などを買われて連合会に誘われた。「区内の年配の方をどうやって導いていくかを考えている」と会の魅力向上が頭から離れないという。最近はヨーロッパで人気の高いペタンクという球技を普及させようと導入。「市の大会を開き、いずれは全国大気に出場したい」と気持ちは常に前向きだ。
○…1936年、秋田県雄物川町生まれ。市営団地ができた約40年前から河原町に住む。「川崎駅に近くて便利。もう人生の半分はここで過ごしているね」と感慨深げ。長男は独立し、孫はもう大学生。妻を先に亡くし、「しばらくは寂しかったけど、より人の気持ちを気にするようになったかな」と語る。「同じような境遇の人はこれから増えてくる。そういう人の居場所となるクラブでありたい」
○…各地域の老人クラブの活動を発表しあう大会には積極的に参加し大分県など遠方にも出向く。「それぞれの地域の良い所があれば積極的に幸区にも取り込む。そういう意味では、大変ですがとても重要な仕事」と多忙な日々を楽しんでいるよう。企業や医療機関とも連携しタブレット講座や健康講座なども企画。連合会の動きを活発化させたいという。「老人クラブの方々を見ていると、様々なことに力を入れて特訓している。そのような姿は貴重、誇りにしたいですね」
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