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森林をもっと身近に 相模原市 ポータルサイトなどを製作開始

公開:2011年8月25日

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 相模原市が今年3月に策定した「さがみはら森林ビジョン」。これは、市域の約6割を占める森林資源を、長期的な目線で保全・再生し、循環・継続的に利用するための整備体制を構築しようと「新・相模原市総合計画」の一環として定められた計画だ。今後20年間に向けて、市は森林資源がより市民に「知って、使って、身近になる」ようPRするためのホームページ制作などに乗り出す。

 相模原市は、市域の約6割(そのほとんどが津久井地域)が森林で占められる。そうした森林資源の宝庫でありながら、市が2010年に行ったアンケート調査で、そのことを知らない市民が多く、またかつて隆盛を誇っていた林業も今は衰退。「木材の価格が年々安くなり、育成しても採算があわない」「林業の担い手がいない」などといった理由から間伐材も放置され、手入れ不足の人工林も多いという。この貴重な資源をこのまま埋もれさせるのではなく、将来を見据えて利活用していくことを目的に、策定されたのが「さがみはら森林ビジョン」だ。

50年後に向け20年計画で取り組み

 同計画では、市の森林が50年後に「都市地域の住民の憩いの場」「木質資源の循環的な生産の場」になるよう定めている。その理想像実現のために、今後20年間で市民により身近に森林を感じてもらおうと、「知って、使って、身近になる」基本施策を打ち出している。それが「市民への情報提供」「環境教育の推進」「市民と森林の接点作り」「木材等の利活用の推進」「森林環境の保全・整備」だ。市だけでなく、NPO法人や教育機関、森林所有者、企業らと連携・協力して、その実現を目指していくという。

 その第一歩として、このほど市は、ホームページの制作を開始。これは森林づくり活動などの情報を広く提供するためのポータルサイトで、まだ思案段階。来年1月下旬から年度末にかけて完成させる予定。また、市民が気軽に森林と触れ合う機会をつくるための「市民の森」の計画立案にも動きだしている。市の担当者は、「まだ動き出したばかり。これから各方面で話し合い、資源を利活用できるような取り組みを行っていきたい」と話している。
 

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