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大和 社会

公開日:2017.12.15

大地震、自治会は何する
防災研修会で白熱ワーク

  • 地図を見ながら対応を検討する自治会長たち

 市内155自治会長を対象にした地域防災研修会がこのほど、大和スポーツセンターで開催された。主催は市自治会連絡協議会。

 この研修会は、防災の専門家から話を聞き、訓練を体験することで防災意識を高めることを目的に実施。当日は災害時の自治会の役割について講義を受け、「災害図上訓練DIG」と呼ばれるワークを行った。

 「災害図上訓練DIG」とは、災害発生時を想定し、白地図に情報をカラーペンで書き込みながら解決策を検討するワーク。今回は熊本地震と同規模の大地震を想定した。自治会長は5〜7人のグループに分かれ、講師を務めた静岡市危機管理総室対策グループの安本治之さんから時間ごとに次々と提示される「家屋倒壊で生き埋め」「火災発生」などの状況を聞き、地理や気象条件も考慮しながら自治会の対応を議論した。

 ワークでは同時多発的に被害が悪化していくにつれ議論は白熱。次にどのような被害が発生するか分からない中で、地域の人やものをどれだけ送りこんでよいのか頭を悩ませていた。家屋倒壊で生き埋めになった場所へ多くの人を派遣した後に、別の場所で火災が発生したと分かり「人も道具も足りない」と肩を落とすグループもあった。

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