愛川町 新消防長に聞く
愛川町消防本部 消防長
大貫佳孝さん
愛川町半原在住 59歳
「和」を第一に全力投球
○…まず口から出たのは「東日本大震災により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。町としてもできる限りの対応に務めていきたい」という思い。各方面と連携しながら引き続き適切な支援を行っていきたいとする中で迎えた初日、署員には2つのメッセージを送った。「町民の生命・身体・財産を守るのが我々の仕事。普段から自己啓発と鍛錬に励んでほしい」「人と人とのつながりを大切にしてほしい」。
○…入職以来、財政、選挙管理委員会、スポーツ、年金など様ざまな業務に携わった。「どの場面においても人との出会い、そしてつながりによって教えられてきた」と頭を下げる。前職は農業委員会事務局長。分野の異なる職務だが、「消防は家族」「予防に勝る防御なし」など諸先輩にもらった数え切れないほどの“宝物”が自身の指針となっている。その1つ1つを書きとめた手帳は文字でびっしりで、“メモ魔”を思わせる。「慣れや慢心は事故のもとですから」と常に全力投球の日々が続く。また「防災には一人ひとりの意識が大切。日ごろから意識を高めてもらえれば」と家庭や地域での積極的な備えも呼びかける。
○…昔は草野球などスポーツに身体を動かすことが多かったというが、最近の休日はもっぱら土いじり。育てることと味わうことの2つが魅力だという。しかし、これにも勝るのがかわいい盛りの“お孫さん”との時間。小学生と8ヶ月で、女の子と男の子。「元気いっぱいでね」。職責の重さからか、終始硬かった表情も、このときばかりはほころんだ。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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