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公開日:2026.06.05
厚木市文化会館 ベルカ賞・ロングライフ部門を受賞 全国唯一のヒメアマツバメを間近で観察できる環境へ
厚木市文化会館(厚木市恩名)がこのほど、優れた改修や計画的な維持保全が行われている建築物を表彰する「第35回ベルカ賞・ロングライフ部門」を受賞した。5月25日に東京都中央区で授賞式が行われ、山口貴裕市長が表彰状を受け取った。同賞は(公社)ロングライフビル推進協会が主催、建物の長寿命化を推進することを目的に1992年に設けられた。
1978年に市民の文化芸術の拠点として竣工した厚木市文化会館。施設の老朽化に伴い、2023年9月から約1年2カ月間におよぶ大規模改修工事を実施し、25年1月にリニューアルオープンしている。
改修ではホール天井の耐震化や外壁補強をはじめ、照明のLED化、防水機能の更新などが行われたほか、この工事に伴い耐用年数が従来の60年から80年に延びたという。改修工事費は48億404万円。
今回の受賞では、丁寧な維持管理に加え、仕上げ範囲を最小限に抑えた改修内容など、長期にわたる計画的な維持保全が選考で高く評価された。
自然環境へも配慮
今回の改修では環境への配慮としてヒメアマツバメの保護も評価されたという。
同館の正面玄関軒先に営巣しているヒメアマツバメは、神奈川県レッドデータの「減少種」にも指定されており、改修にあたり、自然保護などの観点から当初は撤去予定だった方針を転換し、カメラとモニターを設置。全国で唯一となる間近からの観察環境を整え、生息を見守るユニークな取り組みとなった。
都内での授賞式を経て山口市長は「文化芸術の発信拠点として親しまれてきた。市民の皆さまにとっての誇り。今後も快適な施設を提供し、豊かなまちづくりに努めたい」とコメントした。
賞状と賞牌は、同館1階の総合受付側面の壁に展示し、お披露目される予定となっている。
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