市民の公民館離れを食い止めよう―。市内東大竹にある伊勢原南公民館(代田豊館長)では、幅広い世代を対象にした講座「生き生きみなみ塾」を4月23日(火)に開講する。現在、施設利用者のおよそ70%が60歳以上という同館では、講座を通じて若い世代を中心に利用者を増やしたい考えだ。
同館で初めて企画されたこの講座は、来年3月まで毎月1回開講。市内の観光や農業、大山講の歴史など各回の内容は多岐にわたる。伊勢原に関するテーマのほか、老後の資産運用や認知症予防対策、市内の犯罪発生状況なども扱うという。第1回は国・県の事業について市職員が解説する。5月には、公民館を離れ、市内の下水処理場やクリーンセンターを見学する。その後は大山阿夫利神社で行われる薪能、伊勢原出身・金原亭馬吉さんの落語鑑賞なども行う予定で、ほかにも受講者の意見を聞きながらカリキュラムを組んでいく方針だ。
代田館長は「『公民館では色々なことが学べる』『これからは公民館を活用していきたい』と思ってもらえるような有意義な講座を展開したい」と意気込む。
高まる懸念
公民館は、生涯学習やサークル活動の場として市内に7カ所ある。代田館長によると各館で利用者が高齢化傾向にあるといい、南公民館が2010年度に実施したアンケート調査では、同年10月1日から21日までの施設利用者が789人で、そのうち女性が75%を占めた。年代別にみると、全体の70%にあたる556人が60歳以上であった。
現在、同館で活動するサークルはおよそ110団体。このうち、5団体が2年以内に解散したという。今年2月に解散したパッチワークサークルの指導者だった東大竹在住の女性(80歳)は「10年以上活動していたが、会員の高齢化に歯止めがかからず、やむなく解散となった」と肩を落とす。
一方、同館で活動するトールペイントサークル「フォーリーフクローバー」の会員は9人で40代が中心。同館を利用するサークルの中でも若いグループだ。同サークルの原田朋美さん(47歳)は「活動を継続していくにはやはり若い世代の参加が必要。トールペイントは誰でもできるので、積極的に参加してほしい」と話している。
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