現在開催中の市議会6月定例会で、障害児が通学する特別支援学級増設への陳情について話し合われた。今回の結論付けはせず、以降も継続して話し合われることとなった。
平成22年度「神奈川県学校統計要覧」によると、茅ヶ崎市内の特別支援学級設置校は市立小学校全18校に対し6校(設置率33%)、中学校は全13校に対し3校(同23%)。一方県内全体の設置率は、小学校93%、中学校89%となっている。
今回審議したのは市内のダウン症児の親の会「tomboy」メンバー西山智康さんが提出した『市立小中学校に特別支援学級を設置することに関する陳情』。”学区内に通学を希望する障害児がいる場合、支援学級を必ず設置する”という趣旨のもので、17日に開催された教育経済常任委員会(海老名健太朗委員長)の場で行われた。委員会では議員から市に対し実情に関する質問が、市側から増設に向けた今後の予定についての答弁などが行われ、継続審査扱いとなった。
「早期に半数まで」
市担当課は「特別支援学級数が少ないのは実感しており、市としてはニーズのあるところに計画を進めていきたい。平成21年度から増設を進めているが、出来るだけ早く全市立小中学校の半数まで増やしていきたい」と話す。これに対し西山さんは「増設には時間がかかるというのは理解しているが、世の中の流れである”全校設置”に向けた方向性を示して欲しかった。正直残念な気持ちもあります」と話している。
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