寒川町ファミリー・サポート・センターの常勤アドバイザーを務める 栗原 リカさん 平塚市在住 48歳
経験活かしてママの支援を
○…寒川町ファミリー・サポート・センターの常勤アドバイザーを務める。開設当初から関わり、10年目を迎えた今年、「子どもを預かってくださる『まかせて会員』は、皆さんあたたかい気持ちでやってくれています。子どもたちもたくさんの人と触れ合うことで色んな体験をして、成長していっているようです」と話す。報告書からも預ける側、預かる側の信頼関係の厚さが垣間見えてくる。
○…自身も3人の子どもを持つ母。出身は青森県で両親とも離れており、子育てをしていた頃は相談出来る友人も近くにいなかった。「実際のところ、子どもが生まれると母親は昼夜なしで面倒を見ることになります。自分の自由な時間がなくなって、行き詰ってしまうこともあります」と話す。自身もそうだった。苦労した末に、子どもに対してきつくなってしまったことも。「これじゃダメだ」。そんな自分にショックを受け、リフレッシュすることの大切さに気付いたという。
○…12年前、こうした自分の苦い経験から同じような母親の力になれればと考えていたところ、県内で行政の委託を受けて子育て支援センター事業を展開する『社会福祉法人新生会』の子育て事業部の仕事に巡り合った。以来、子育てアドバイザーとしてのキャリアを積み、力を発揮している。「自分のリフレッシュのために子どもを預けることは子育て放棄なのでは、と心配される方もいますが、実はママが息を抜くことが子どものためにも必要なんです」。ストレスを溜めず、健全な心で子どもと対峙する事の必要性を訴える。
○…住まいは平塚市。25歳のときに結婚し、上の子2人はすでに成人した。今は小学5年生になる末っ子の「ダンスを見るのが趣味」と母親の顔で笑う。「この仕事についてから、あったかいものを皆からたくさんもらっています。社会に対しても優しくなれている気がする」。これからも母と子の支援に力を注ぐ。
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