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公開日:2013.12.12

秦野市
2施設に「エコ」ストーブ
倒木、剪定枝など燃料に

  • くずはの家に設置されたバイオマスストーブと高橋所長

 自然観察施設くずはの家(秦野市曽屋1137)と市立上小学校(柳川25の3)にこのほど、薪・ペレット兼用ストーブが設置された。市内の公共施設への設置は初。市ではストーブの実証利用を行い、今後の普及拡大に向けた課題等を収集する。



 市域の53%を森林が占めている秦野市では、地球温暖化対策や資源の有効利用、エネルギーの地産地消の観点から、木質バイオマスストーブの普及への取り組みを進めている。



 市ではストーブの燃料になる木質ペレット(細かく砕いた木材を粒状に固めたもの)を、市内で出た家庭系剪定枝や地場産木材などから製造する予定。木質ペレット製造機は2014年1月中旬に、里山ふれあいセンターに設置される。同ストーブ約10台分をまかなえる量のペレットを製造できる。当面は、神奈川県森林組合連合会のおが屑などを中心にペレット作りが行われるという。



 今回2施設に設置された、薪・ペレット兼用ストーブは、ストーブ全体を熱し、その輻射熱で部屋を暖めるタイプのもの。燃料が燃焼する際に煙が発生するため、市街地にある公共施設に設置するのは難しい。そのため自然に囲まれた、くずはの家と上小学校が設置場所に選ばれた。



 くずはの家では現在、くずは緑地の倒木などの薪を燃料にし、ストーブを使用している。室内で肌寒さを感じた時に点火しているといい、上着を着ないでも十分に過ごせるほどに暖かいという。同施設の高橋孝洋所長は、「今まで捨てられていた倒木や剪定枝がバイオマス燃料として使えるので、燃料の自給自足ができる。石油のような化石燃料に頼らなくてすむ点が心も温めます」と話している。



 市では、2009年度から住宅用木質バイオマスストーブの設置に補助金を支給している。2013年度までに累計16件の申請があった。市環境保全課では、「更なる普及促進にむけて、今回の実証利用で様々なデータを収集したい」と話している。

 

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