神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2021年2月4日 エリアトップへ

横浜市21年度予算案 一般会計 初の2兆円台に コロナ対応で膨張

経済

公開:2021年2月4日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜市はこのほど、2021年度の予算案を発表した。新型コロナの経済への影響で、歳入では市税収入が前年度から488億円減少し過去最大の減収を見込む。一方で、感染症対策や市内経済の再生に重点を置く一般会計の予算額は初の2兆円台となる2兆73億円。コロナワクチン接種の実施や中小企業支援のほか、脱炭素社会実現への取組みなど将来への施策も盛り込む。IR(統合型リゾート)については事業者の選定や区域整備計画などに3億6000万円を計上する。

 過去最大の減収となる市税収入では、個人市民税、法人市民税、固定資産税などが軒並み減収。特に個人市民税は雇用環境の悪化による給与所得納税者の減少などにより前年比294億円の減収を見込んでいる。

 不足する財源を補うため、市は国や県からの交付金に加えて1718億円の市債を発行する。市の借金にあたる市債は財政運営の「中期4か年計画」で横浜方式のプライマリーバランスの均衡確保を掲げていたが、目標を一部変更して対応。そのほか、減債基金の活用で200億円、事務事業の見直しで159億円を捻出した。

 歳出では職員給与などの「人件費」、福祉・医療・子育て等経費の「扶助費」、過去の市債返済経費「公債費」の3つを合わせた義務的経費が歳出全体に占める割合は61・7%で、依然として高い水準となっている。

市内経済再生に重点

 市は今回の予算案の最優先課題に「感染症対策の強化と経済再生の両立」を掲げ、総額2405億円を計上。内訳は、感染症対策として医療提供体制の確保や入院患者受入れ医療機関の支援、ワクチン接種、福祉施設等の感染防止支援などに360億円を充てる。

 経済対策では中小企業・小規模事業者等支援に1972億5600万円、商店街支援に1億4900万円、文化芸術支援に1億900万円を計上した。

 また、環境先進都市をめざし、「SDGs未来都市・横浜」の実現に1億5800万円、脱炭素社会実現の取組推進に57億9800万円を計上。そのほか、妊娠期からの切れ目のない支援に36億3400万円をつけ、不育症検査費助成の創設等に充てる。開催が1年延期となった東京五輪・パラ五輪開催には、16億5800万円をつけた。

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook