「第2回日本クラブユース女子サッカーチャレンジカップU-18大会」が1月7日から15日にかけて群馬県前橋市で行われ、日体大SMG横浜のU-18チームが初優勝を果たした。
同大会は一般財団法人日本クラブユースサッカー連盟の主催。全国9地域から代表16チームが出場した。4チームごとにグループステージを行い、上位1チームがノックアウトステージに駒を進める。
日体大SMGは、7日に行われたFC.REVO山口との初戦を8-0と完勝し波に乗ると、翌日の豊田レディースFC戦も7-1で勝利。9日のINAC白岡SCレディースU-18との試合も6-3で勝利し、危なげなくグループステージ突破を果たした。
続く準決勝は茨城フットボールアカデミーとの対戦。前半9分に先制を許すも、20分に柴原希保選手のゴールで同点に追いつくと、43分に西村萌選手が逆転ゴールを挙げた。後半にも松岡みひろ選手、井關(いせき)千瑶選手が得点。相手の反撃を1点に抑え、4-2で勝利し決勝に駒を進めた。
決勝の相手は湘南ベルマーレU-18ガールズ。前半5分に田中紗莉選手のゴールで幸先良く先制するも、16分に同点ゴールを許してしまう。それでも33分に西村選手が勝ち越しゴールを奪うと、38分に井關選手、42分に杉本光羽選手が得点を奪い、4-1で前半を終えた。後半16分には杉本選手がこの試合2点目となるゴールを挙げ、粘る相手を突き放し5-2で勝利した。
強い気持ちで優勝MVP、得点王にも輝く
日体大SMGは5試合を戦い、攻撃面では30得点と爆発。守備でも8失点にとどめた。同チームからは8ゴールを挙げた柴原希保選手が得点王に、西村萌選手がMVPに輝いた。
次の舞台でも活躍を
柴原選手は元石川高校在学。「高校最後の大会を優勝して終われたこと、そして得点王に輝けてとてもうれしい」と笑顔を見せた。実は決勝戦の前、先輩や昨年までの監督、コーチから激励のビデオメッセージが届いたそうで、「チーム全体で、絶対優勝しようと改めて気持ちを確認できた」と振り返った。
MVPに輝いた西村選手は青葉区在住。現在は相模原弥栄高校に通学している。「この大会で優勝できたのは、運営してくださった方々、審判の皆さん、応援してくれた方々や監督コーチ、仲間のおかげ。これまで悔しい試合も多かったけど、みんなで戦ったこの5日間は本当に楽しくて最高でした」と微笑んだ。
2人とも今年4月に日本体育大学に進学予定。一つ上のステージで新たな挑戦が始まる。柴原選手は「レベルの高い選手から刺激を受けながら、成長できるよう努力していきたい」と話し、西村選手も「自分の強みである負けず嫌いを前面に出して、トップチームで活躍して支えてくれる方々にプレーで恩返ししたい」と意気込んでいる。
|
<PR>
青葉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|