緑区版 掲載号:2018年8月2日号
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「スイーツ甲子園」で審査員を務める 濱田 舟志(しゅうじ)さん 森の台在住 43歳

「続けることで夢は叶う」

 ○…高校生が3人1組でチームとなり、世界にひとつしかないスイーツの創作に挑む「スイーツ甲子園」。毎年、日本を代表するパティシエたちが大会の審査を務めている。多くの推薦を受け、8月から始まる予選と決勝大会の審査員に初めて抜擢された。大会まで残りわずか。「プロが思いつかない、高校生らしい斬新なスイーツが並ぶことが楽しみ」と自身も少年のように胸を躍らせる。また、「練習の成果を存分に発揮してほしい」とパティシエの卵たちへ優しい眼差しでエールを送った。

 ○…実家は、和歌山県の海辺にある洋菓子店。地域に親しまれ、50年以上続く名店だ。小学校の文集で、「ケーキ屋さんになる」と夢を書いた。大のケーキ好き少年は、夢に向かい一直線だった。親や友人の近くにいれば、甘えてしまうと、高校卒業後、新百合ヶ丘の有名店に単身飛び込んだ。

 ○…店舗の先輩や同僚に恵まれ、すぐに都会での生活にも馴染んだ。「旬の素材を使う」「出来立てを楽しんでもらう」など、今の原点となる様々な考え方を身に付けていった。9年間の勤務後、「本場を見たい」と渡仏。日常にケーキが溶け込んでいるフランスで、さらに視野を広げた。帰国後には、商品開発や部下育成など培った力を発揮。コンクールでの入賞も数知れず。2017年、中山町に自身の店「菓子工房グリューネベルク」をオープンし、夢を叶えた。「自分のケーキを押し付けるのではなく、お客様の食べたいものを作りたい」

 ○…オープンして丸1年。まだまだ忙しい日々が続く。同じパティシエの妻と仕事を分担し、娘2人の育児にも奔走中だ。夏は、伊豆へ家族で出かける予定だという。「大変なこともある。でも、続けることで夢は叶う。高校生にも背中で伝えられたら」と笑った。

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