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港北区版 公開:2022年8月18日 エリアトップへ

菊名寿楽荘 コロナ禍も認知症予防へ 今秋、教室・講座を拡充

コミュニティ文化

公開:2022年8月18日

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(上)同施設の職員ら。後列1番左は本荘所長(右下)休止中という浴場(左下)月に1度開催中の音楽レク講座
(上)同施設の職員ら。後列1番左は本荘所長(右下)休止中という浴場(左下)月に1度開催中の音楽レク講座

 浴場の利用やカラオケなど、高齢者の居場所となっていた老人福祉センター「横浜市菊名寿楽荘」(指定管理者/市老人クラブ連合会)。コロナ禍で入浴・カラオケが休止となり、利用者数の減少状態が続いている。職員らは「コロナ禍でも孤立を防ぎ、認知症の予防につなげたい」と今秋、さまざまな企画を予定。講座・教室の拡充に奮闘中だ。

 老人福祉センターは市内各区に1つあり、市内在住の60歳以上の人などが利用できる施設。その呼び名から介護施設や入居施設などと思われることもあるが、囲碁・将棋など趣味や教養、健康づくりの場を提供する市の公共施設だ。

 菊名寿楽荘は、1972年に市内で最初に作られた老人福祉センター。当初から浴場施設を有しているが、コロナ禍で一昨年の冬から入浴やカラオケの利用が中止になっている。

 それまで利用者の半数以上が入浴で訪れており、例年は年間延べ4万5千人〜5万人で推移していた利用者数は、一昨年には10分の1程度となる4717人に激減。その後、少しずつ回復傾向にあるものの、依然、減少状態が続いている。

男性利用者、特に減

 そんな中、同施設の本荘安宏所長が心配するのが、これまで主に入浴を目的に訪れていた男性高齢者だ。女性は比較的、趣味の教室などを参加目的に来館する傾向があるが、個人利用で訪れていた男性利用者数の減少は特に著しいという。

 社会との接点が減り、「このままでは特に男性の認知症のリスクが上がるのでは」と懸念する。

体操、英語に源氏物語

 そこで、浴場やカラオケの休止を、魅力的な教室の開催などで補い、男性を含め来館で認知症予防や社会参加の場にしてもらおうと、教室・講座の内容を工夫し、拡充。石井光江副所長も企画から講師探しまで奔走し、男性も興味を持ちそうな歴史関係の講座などを考えてきた。

 力を入れてきた今秋からの教室・短期講座は、「お寺と神社の楽しみ方」や美空ひばりさんの曲で踊る「ひばりエクササイズ」「初心者ネイティブ英会話」など10教室(申込8月末迄)、さらに「日本神話と源氏物語」(申込開始26日〜)など短期の6講座を募集(いずれも市内在住の60歳以上対象)。

 「施設のミッションの一つは、認知症予防。今後も魅力ある教室をどんどんやっていきたいので、ぜひ菊名寿楽荘に注目し、気軽に利用してほしい」と本荘所長は話す。各種申込・詳細は、同施設【電話】045・433・1255。

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