プロバスケットボールクラブ横浜ビー・コルセアーズ主将の 生原 秀将さん 横浜市在住 26歳
責任胸に、逃げず前進
○…国際プールをホームに設立から10年のメモリアルイヤーを主将として臨んだ。チャンピオンシップへの出場とヘッドコーチの目指すパスをまわしアクティブなバスケの体現を目標に日々練習を重ねる。「キャプテンだが変わることはない、責任感を持ちながらチームを見ていくだけ」と真っ直ぐに見つめる。個人では「怪我に苦しんだ」という1年。「試合に出場しても思い描く動きはできていない。けど辛抱強く乗り越える」
○…徳島県出身。豊かな自然の中、自転車で遊びに行った海や川の風景がふるさとの景色として思い出される。父親の影響で幼稚園の年長からバスケを始め、「何の習い事をするにも一緒だった」という姉とともにバスケチームの練習に参加した。監督は靴ひもがほどけていただけで怒鳴る厳しい人だったが、「何事も逃げたらだめだ」との教えは今でも大切にすることの一つだ。
○…バスケ以外の趣味を尋ねると深く考え込み「植物に夢中ですね」と微笑む。植物を買ってきては育て方を調べているというが、「植物の名前はよくわからない」とおちゃめな一面を見せる。お香にもはまっているそうで、「お香を焚いている自分に酔いたいのかも」と白い歯を見せた。
○…大学3年生の頃、プロチームに声をかけられ卒業後、小学生の頃から抱いていたバスケットボール選手になる夢を叶えた。もちろん喜びもあったが、朝から夜までバスケのことを考える日々に「好きだったバスケが仕事になるのは寂しかった」。が、同時に覚悟に変わった瞬間でもあった。昨年は今までにないことが多い1年。バスケができないという初めての経験からコートに立つありがたみを実感した。「ここで感じた気づきを忘れたくない」
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