神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2021年11月4日 エリアトップへ

港北ニュータウン緑の会 緑の都市賞国交大臣賞 持続的な市民参加が評価

コミュニティ教育

公開:2021年11月4日

  • LINE
  • hatena
港北ニュータウン緑の会のメンバー(同会提供写真)
港北ニュータウン緑の会のメンバー(同会提供写真)

 街中に多様な生物が共生する美しい雑木林を復元--。「港北ニュータウン緑の会」(永田和宏会長)が公益財団法人都市緑化機構の「第41回緑の都市賞」で国土交通大臣賞・緑の市民協働部門を受賞した。同機構が10月14日に発表した。11月22日にオンラインで授賞式が行われる。30年にもわたる地道な活動が評価された。

 「港北ニュータウンはグリーンマトリックス構想で緑を多く残して開発された。市民の力で公園や保存緑地の緑を管理保全しようと30年近く、多くの仲間と活動を行ってきた。一面竹藪だった公園は見事に雑木林に復元され、多様な生物の生息場所になっている」。そう話すのは同会の永田会長だ。

ネットワーク組織

 同会が結成されたのは1992(平成4)年。70年代から90年代にかけて開発や街開きが進んだ港北ニュータウン各地の公園や保存緑地に自然保護団体が結成される中、各団体を連携させるネットワーク組織として発足されたという。

雑木林を復元

 当初は荒れた竹林の整備や雑木林の若返り・育成、池のかいぼり、生物調査、ゲンジボタルの復元などに取り組んできた。97年には拠点を大塚・蔵勝土遺跡公園に移し、公園や緑地の竹林の管理や雑木林の復元活動に取り組んでいる。

 特に実習作業や雑木林塾、機器の安全使用講習会、自然観察会の開催など市民参加型の幅広い活動を進めてきた。現在は30代から80代までのメンバー約50人が活動しているという。

 今回の受賞は、約30年にもわたる持続的な活動が行われ、多くの子どもたちが自然観察に参加し、家族の憩いの場としても利用されるなど緑による居住・生活環境への貢献度が高いことが評価された。

 永田会長は「継続は力。受賞を機会にさらに活動が発展することを願っている」と話した。

都筑区版のトップニュース最新6

30周年契機に愛着醸成

都筑区予算案

30周年契機に愛着醸成

自主企画事業に約1億円

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

公道で自動運転バス走行

京セラ

公道で自動運転バス走行

実証実験、一定の評価

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

4校協力し壁画完成

茅ケ崎中学校区

4校協力し壁画完成

1年半かけ地下道を明るく

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • 「BUNTAI」で歴史刻む

    FLY THE FLAG横浜ビー・コルセアーズ vol.6

    「BUNTAI」で歴史刻む

    選手らがセン南などで広報活動

    3月28日

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook