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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2026.07.17

茅ヶ崎市矢畑の本社宮 建立100年向け準備 「必勝祈願の神社に」

  • 建立100年事業を進める早坂総代と本社宮

    建立100年事業を進める早坂総代と本社宮

 茅ヶ崎市矢畑の本社宮が2027年度に建立100年を迎えるのを前に、記念事業に向けた準備が進められている。

 本社宮は1030年、河内源氏の源頼信・頼義父子が東征の際、当時の懐島郷矢畑村に京都の石清水八幡宮を勧請して懐島八幡宮を創建し戦勝祈願したのが始まりとされる。頼信・頼義父子は平忠常の乱を平定した。同地が選ばれた理由について、矢畑の歴史に詳しい山上武久さんは「戦地となった千葉県までの立地の良さと、海が近く兵隊が集まりやすく、平地だったこと」と話す。

 51年にも源頼義・義家父子が懐島八幡宮に戦勝祈願。62年に安倍一族の乱(前九年の役)を平定している。63年には頼義が鎌倉由比に懐島八幡宮を勧請し、若宮八幡宮を創建。89年、義家は度重なる神恩に感謝の意を込めて懐島八幡宮を浜之郷に遷座し、鶴嶺八幡宮を建設した。懐島八幡宮があった地は鶴嶺八幡宮の元宮(旧社)とされ、「本社宮」と改称されたという。同社は関東大震災を経て、1927年に現在の矢畑の位置に再遷座した。

 本社宮の建立100年に向け、現在、実行委員会では懐島八幡宮での戦勝祈願によって平忠常、安倍一族の乱に清原一族の乱を加えた3つの戦い全てに勝利したこの歴史を受け止め、創始建立の地である、矢畑の「本社が丘」に記念の柱を建てる事業が進められている。今年中には完成させる予定で、早坂勝廣総代は「お陰様で参拝客も増えている。必勝祈願の神社となれば」と意気込みを見せている。

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