阿久和南部地区社会福祉協議会(相原和行会長)が6月7日、児童を地域で見守る学習支援「寺子屋ふたば」を原小学校で始めた。地域の大人が中心となり高校生ボランティアと交流しながら、子どもの学習習慣や意欲を育むことを目指していく。
「寺子屋ふたば」は原小の児童が対象。同地区社協のメンバーを中心とした地域住民や横浜隼人高校の生徒らが少人数で、宿題や計算プリントなどの学習をサポートする。毎週月曜日の放課後に同校の教室で開かれており、児童は授業終了後に下校せずに参加する。1・2年生の部と3〜6年生の部に分かれており、時間は各30分間。
2回目となる14日は1年から5年まで11人が訪れ、宿題やサイコロを利用した計算問題に挑戦した。5年生の児童は「勉強はあまり得意じゃないけど、ここでやると楽しいのでこれからも来たい」と笑顔で話した。
世代間交流も
この取り組みを中心となって進めている同地区社協の保坂篤一郎さんによると、瀬谷地区センターなどで中学生の勉強を支援している際に、小学校で習う基礎部分が抜けていることが多いことに気づいたという。そこで、小学生の時から学習サポートをしようと、寺子屋ふたばを発足。約1年間の準備期間を経て、スタートした。
保坂さんは「意外にも30分経っても残って勉強をしていく子どもが多い」と手ごたえを話す。「子どもたち一人ひとりの勉強の進捗にあわせながら、大人や高校生と交流を楽しんで勉強できる場になれるよう、今後も工夫し続けたい」と意欲を語った。
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