中原区 人物風土記
公開日:2026.05.08
6月21日から開催する「新城1000Bero」の商店会の会長を務める 松本 染五郎さん 新城中町在住 48歳
「復活の灯、街に活気を」
○…「次はいつやるの?」。再開を待ちわびる声が届いていた。武蔵新城の代名詞ともいえるはしご酒イベントが6月、約2年ぶりに復活する。13回目を迎える今回は、これまでの実行委員会形式から有志による「商店会」組織へと体制を刷新。一部のメンバーに集中していた負担を見直し、持続可能な街の行事として再出発を切る。「待っていてくれた声に応えたい。ようやくこぎ着けることができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。
○…生まれも育ちも武蔵新城。地元の変遷を肌で感じてきた。高校卒業後、植木職人や建設業界で「社会の厳しさ」をたたき込まれた。転機は39歳のとき。父の焼き鳥店が苦境に立たされた際、「店をなくしたくない」と家業を継ぐ決意をした。客足が遠のいた時期に希望の光となったのが、1回目から参加した1000ベロだった。来店者の笑顔と店同士のつながりが、街を救う原動力になると確信した。
○…新城の誇りは、今も残る「人情」だと力を込める。コロナ禍の苦しい時期、短縮営業でものれんをくぐってくれた常連客や、支えてくれた仲間の存在が胸に刻まれている。今回の1000ベロには人手不足で参加を見送る店もあるが、「嫌で辞めるわけじゃない。次につなげることが大切」と寄り添う。すれ違えば挨拶を交わし、困った時は助け合える、そんな絆が、この街の最大の武器だと信じている。
○…地元の祭りでみこしを担ぐ。「みこしは街中を練り歩きながら人々に魂を届けるもの。街歩きを楽しむ1000ベロも思いは同じ」と笑う。「かつての活気に満ちた新城を取り戻したい」。その一心で、仲間と復活させた企画。見据えるのは、グラスを交わす笑顔が、新城の未来を明るく照らし続ける光景だ。
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