幅広いジャンルの作品による展示会を１９９４年から行い、２０１７年に解散した有志団体「Ｓｅｙａ カルチャーＳ ＣＬＵＢ」。同クラブが５年ぶりとなるイベント「同窓会展」を５月21日（土）から27日（金）まで、あとりえｉｆ（瀬谷区瀬谷２の49の５）で開く。



　同クラブは、瀬谷区が公募したカルチャーボランティアの参加者有志によって設立。94年に第１回展を行い、生け花や音響、写真、朗読劇、油絵などさまざまな分野の力作が出品された。その後も定期的に展示会を催していたが、会員の高齢化などを理由として第25回展（17年）を最後に幕を下ろした。



　解散後もメンバーの交流は続いており、昨年秋に新沼千佳子さんやあとりえｉｆを運営する崎本扇萠さんなどの間で展示会への意欲が再燃。他のメンバーにも意思確認し、同窓会展を開くことが決まった。



　今回は11人が出品。絵画やちぎり絵、生け花、書画、俳句、ひょうたん工芸、革工芸、陶芸、織り物などが並ぶ予定だ。「メンバーは地元の人たちに作品を見て欲しいという気持ちが強かったと思う」と新沼さん。「（展示会では）５年間での作者や作品の変化を楽しんでもらえたら」と話す。



　午前10時〜午後５時（最終日は３時終了）。入場無料。問い合わせは新沼さん【電話】０４５・３０１・９３３６。



活動振り返る冊子も



　同クラブではこれまでの活動を振り返る冊子「回想」も作成。奈良部岩次さんと浅野幸江さんが中心となり編集したもので、節目の20回展から25回展の記録や、お別れ会（18年）で寄せられた参加者のメッセージなどをまとめた。「語り継ぎたいこと」と題して、メンバー６人の現在の想いも掲載している。



　奈良部さんは「四半世紀にわたる活動は素晴らしいこと。その取り組みを次世代に残したい」と編集の意図を説明する。冊子の問い合わせは奈良部さん【携帯電話】０９０・４９２４・１８２７。