「謎」を打ち出したチラシを持つ区職員
「本に関する『謎』求む」--。瀬谷区役所が謎解きイベント「タイトルを探し出せ！」を今年11月以降に開催するにあたり、そのクイズとなる本の一文を募っている。いま人気の"謎解き"を取り入れた市民参加型のユニークな取り組みで、若者などが読書に親しむきっかけにしたい考えだ。
瀬谷区はこれまで読書活動推進の一環として、本の新しい魅力を発見できる朗読コンサートや、小中高生が対象のスタンプラリーを開いてきた。謎解きイベントは市民自身がクイズの出題者となり、挑戦者となるもの。出題者はお気に入りの本の一文を選び、挑戦者はその一文と著者名から本のタイトルを回答する。11月下旬頃に開始予定。
区地域振興課によると、このイベントは高校生から30代までの若年層などに読書の魅力を発信するもの。また、コロナ禍で大勢の人を集める事業が難しいことから、一人や少人数でも楽しめる企画にしたという。
本に触れるきっかけ
クイズとなる本の一文は８月26日（金）まで募集している。集まったクイズから10問程度を出題する予定。採用者には図書カード、またはスターバックスコーヒーのカードが進呈されるほか、イベントで正答者の多いクイズを作った人には"謎大賞"が用意されているという。
出題希望者はお気に入りの本（雑誌やコミックのぞく）のタイトル、その中で好きなフレーズ（１００文字以内）と記載ページ数、著者名・出版社名・ＩＳＢＮ（本の裏表紙に記載の番号）、名前、ペンネーム、当選時の記念品送付先、メールアドレスを記載して左記へ。〒２４６―００２１瀬谷区二ツ橋町１９０瀬谷区地域振興課 読書謎解きイベント担当、【メール】se-kyoudou@city.yokohama.jp、【FAX】０４５・３６７・４４２３。
「好きだったり、思い入れのある本をひっぱりだしてクイズを作って欲しい」と同課の担当者。「今回のイベントが、普段は読書しない人が本に触れる機会になれば」と期待している。詳細は区ホームページ、または同課【電話】０４５・３６７・５６９４。
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