神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2022年11月24日 エリアトップへ

横浜市調査 低学年児童で暴力行為増 コロナ禍の影響を懸念

教育

公開:2022年11月24日

  • LINE
  • hatena

 横浜市がこのほど、市内小中学校の2021年度の暴力行為やいじめ、長期欠席の状況調査結果を発表した。それぞれで20年度より増加したが、市教委は小学校低学年の暴力行為の増加傾向を危惧。コロナ禍が児童の心の成長に影響していると分析して支援を進める。

 調査結果では、暴力行為が小中学校合計で5010件と対前年度比で165件増加。いじめ(認知件数)は7556件で同2028件増。長期欠席は、不登校が6616人で同929人増、不登校以外は5290人で同3142人増となった。

 それぞれ件数が増加しているが、市教育委員会は、20年度はコロナ禍の臨時休校などの影響で一部の件数が減少していたことも一因と分析。過去5年間の統計では増加傾向のものが多く、その傾向が続いていると見ている。また、市教委が懸念するのが、コロナ禍のコミュニケーション不足などが児童や生徒の心の成長に与える影響だ。

 例えば小学校では、20年度に低学年の暴力行為者数が初めて高学年を上回り、21年度もその傾向が続く。市教委では、コロナ禍で低学年の児童が直接のコミュニケーションの機会が減少していることなどにより、相手の心情を察する力の育成や年齢相応の意思疎通ができていない可能性があると分析。また、コロナ禍で家庭環境が変化するなど、不安やストレスの要因も増えていると考え、複数の教師で組織的に支援する指導体制をさらに進めていきたいとする。

 また、全体のいじめ認知件数についても、学習活動や行事等の制限が緩やかになったことで、コミュニケーションスキルが十分に獲得されていない児童生徒同士の関わりが増えたことも件数増加の一因と分析している。

 国立成育医療研究センターの森崎菜穂氏は「こどものメンタルヘルスの問題は成人よりも問題行動に出やすく、コロナ禍の社会的制限に連動している可能性もある。一方で、保護者や先生も余裕がない状況なので、より子どもたちをきめ細やかに見守れる体制ができれば、もう少し改善できるのでは」と分析する。

瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ

自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。

https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html

<PR>

瀬谷区版のローカルニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

平時から災害時までサポート

平時から災害時までサポート

横浜市が避難ナビ

3月28日

利用促進へ官民学が連携

阿久和団地ぽかぽかプラザ

利用促進へ官民学が連携

広報ツールやイベントで

3月28日

義援金を受付

能登半島地震

義援金を受付

赤十字社が12月まで

3月28日

災害に強い地域を目指して

災害に強い地域を目指して

植木区長と網代会長が対談

3月28日

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

3月28日

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook