神奈川県議会の令和５年第１回定例会が３月15日まで開かれました。私は２月24日、一般質問に立ち、黒岩知事に質問、提言をしました。

多子世帯への支援

　昨年の我が国の出生数は80万人を割るなど、少子化対策の必要性はいうまでもありません。

　そんな中、子どもが３人以上いるいわゆる多子世帯については一定の支援策があるものの、年収の制限など必ずしもすべての家庭が十分な支援を受けているとは言えません。例えば保育料の減免が受けられずに、就業を断念する例もあります。

　泉区でも食費を抑えるためにご飯がすすむおかずを出しにくいといった衝撃的な声もありました。また習い事など学校外のスポーツや文化的な活動も、このような状況では消極的にならざるをえないのが実情です。

　支援の拡充について質問したところ、知事は「国の動向をみながら、市町村と連携して実効性のある施策を検討していきたい」としました。

結婚希望者を後押し

　婚姻の減少と離婚の増加により、昨年度には離婚件数が婚姻件数の３分の１を上回る状況となっています。そんな中で、50歳単身者も増加しています。

　結婚については人生の価値観が多様化する中で、個人の自由が最優先であることはもちろんです。一方で、結婚や再婚を望みながらも一歩を踏み出すのに消極的にならざるをえない人も少なからずいます。

　県として、そういった人の背中を押すような施策は必要だと思います。知事に問うと「イベントの開催や相談機会を拡充し、環境づくりに取り組んでく」と答えました。

田中しんじ

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