神奈川県議会の令和５年第３回定例会の中で９月22日、私は一般質問に立ち、黒岩知事に質問、提言をしました。

地元として好機に

　上瀬谷通信施設の跡地での開催が予定されている２０２７年国際園芸博覧会（グリーンエクスポ２０２７）。「国際博覧会に関する条例」に基づいて認定されたいわゆる「万博」であるとともに、国際園芸家協会が承認した最上位クラスの園芸博覧会として、期待が高まっています。

　この機に地元としても神奈川の都市農業を広くＰＲすることが重要と考えています。同時に「花に親しむ文化」を県民の間に醸成するチャンスでもあると考えています。

　来場者数１０００万人以上を見込む同イベントは、花き園芸の振興にとどまらず、広く県内経済にも影響するものです。

対応部署の設置を

　県として、どのように対応していくのかを質問したところ、黒岩知事は「オール神奈川で博覧会を盛り上げ、成功に導くためには、県内市町村と一体となって取り組んでいく必要がある。市町村に参加を呼びかけるとともに、開催地の県として自ら出展していくことについて検討していく」と答えました。

　神奈川が出展へ向けた準備を進めれば、県内の市町村、中小企業、農業従事者も「神奈川パビリオン」を通じて参加しやすくなります。

　県としてはイベントの成功に向けて例えば対応部署を設置し、人員の補強も視野に入れるべきです。職員が足りないのであれば、新規雇用に踏み切るといったこともあってしかるべきです。引き続き、取り組んでまいります。

田中しんじ

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