戸塚旭町通商店会が中心となり2月末、同通り沿いに防犯カメラを8台設置した。不特定多数の人が集まる区内有数の繁華街の1つであることから、犯罪発生の抑止力になる期待がされている。
防犯カメラは同商店会(湯川仁理事長)が、隣接する旭町自治会(西村邦夫会長)、 戸塚宿ほのぼの商和会(土井聡会長)に協力を要請し、3者が一体となり設置したもの。
駅周辺の再開発後、10年ほど前に4台の防犯カメラが同商店会には設置されていたが、老朽化に伴い、録画のできない状態となっていた。湯川理事長はじめ関係者らは、犯罪抑止力のためにも新機器導入が不可欠との認識の下、戸塚警察署、戸塚区役所などに相談を継続していた。
課題となったのが費用の捻出。3者が活用したのは、市が窓口となる「地域防犯カメラ設置補助金」制度で、認可されると県からも助成金が交付される。今回100万円の費用がかかっているものの、9割が助成金で賄われている。
「安心して買い物を」
24時間稼働する8台の防犯カメラは、ケンタッキーそばに3台、戸塚共立第1病院前に2台など、旭町通り入り口から戸塚小学校前までが多角的に映るように設定。映像は2週間程度保存され、以後、上書きされていく。個人情報保護などルールにのっとり取り扱われる。
西村会長は「駅そばの戸塚町は区内でも一番犯罪が多いと聞いており、住民としても心強い」と話し、湯川理事長は「商店会として安心して買い物を顧客に楽しんでもらえるようにしたいとの思いで新たに導入した」と語った。
戸塚警察署によると、戸塚町付近で女子児童に対する声かけ事案が発生したほか、管内では帰宅途中の女性を後方から狙った抱きつきも起きているという。また、空き巣被害も増えており昨年比7件増の15件となっている(3月1日現在)。
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