区内ジム所属でボディビル県大会で優勝した 持田 教利(かずのり)さん 藤沢市在住 25歳
「とりあえず筋トレしよう」
○…「筋肉は絶対に裏切らない、最高のパートナー」。五輪競技を目指す連盟が今季初のボディビルの県大会を開催。区内ジム所属の25歳が栄冠に輝いた。「いつもなら観客から応援が飛び交うお祭りのような雰囲気」という大会。今回はコロナ禍で無声援でのステージ審査だったが、「めちゃくちゃ楽しかった」と白い歯を見せる。
○…鎌倉市生まれ。中学はバスケットボール部に所属。選抜に選ばれるなど活躍し、強豪校へと推薦入学。「中学で天狗になっていた」。しかし高校時代は一度も試合に出ることができずに卒業。一方で「応援する人やサポート側の気持ちが分かった」。そんな思いから専門学校へ進学し、体づくりのトレーナーの道へ。筋肉の大切さに気が付いたのもこのころだ。「昔は筋トレ嫌いだったけど、実際にやると異様に付いてくるのが面白くて」。こうした楽しさを伝えるだけではなく、健康にもなるトレーニングの魅力を伝えていくのがいまの使命。「とりあえず筋トレしようが合言葉。落ち込んでいる人も元気になるんです」
○…知り合いの影響で約4年前から大会に出場するように。365日筋肉だけを考え、上半身を審査する部門の関東大会では優勝。今回初挑戦の全身部門でも栄光をつかんだ。「自分は筋肉が付きづらく強みはバランスだけ」と謙遜するも、目標は日本一、ゆくゆくは世界一と厚い胸を張る。
○…アニメ好きで、最近は『鬼滅の刃』を気に入っている。「いま話題の映画は泣いて顔がはれそうだから我慢」と意外な一面も。今後はボディビル業界の闇というドーピング問題の啓発活動に挑戦したいと語る。「座右の銘は『毎日楽しく』。筋トレしながら死にたいですね」と底抜けに明るい表情だった。
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4月18日