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公開日:2023.03.23
中医学で健康な毎日を
潤い不足の体質 「陰虚」とは?
起立性調節障害などの不定愁訴や女性の更年期症状などの自律神経系の失調と言われる症状は、中医学で健康を支える三本柱の「き(気)・けつ(血)・すい(水)」の過不足が関係していると考え、今回は水(しんえき(津液))について解説します。
津液は体の潤い成分で、基礎代謝で生じる熱の冷却水の働きもしています。不足した状態を「いんきょ(陰虚)」と言い、特徴的な症状はのぼせ、ほてり、口渇、寝汗、皮膚の乾燥、目の渇きなど。西洋医学で説明のつかない中医学独特の概念です。
津液は摂取した水分が胃腸で吸収され「ひ(脾)」の運化作用によって作られます。ここで重要なのは、水分が胃腸で吸収されること。水分をたくさん摂取しても吸収されなければ、逆にたんしつ(痰湿)(体に不要な悪い水)となって身体に溜まり、重だるさ、めまい、むくみ、軟便・下痢などの原因となります。水分補給しても吸収が悪い体質かどうかは、舌を診ます。苔が白く厚い人や、舌がむくんで舌辺に歯の跡がついている人は要注意。冷たい水分の取り過ぎを控え、脾の運化を高める「けんぴ(健脾)やく(薬)」がお勧めです。
さらに陰虚が進むと、舌は紅く苔が無くなりれつ(裂)もん(紋)も診られます。加齢による更年期などの、のぼせ・ほてりには積極的に潤いを補う「じいんやく(滋陰薬)」がお勧めです。
開気堂薬局
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横浜市金沢区谷津町363-1
TEL:045-790-5691
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