株式会社春峰園（相澤保代表）は40年以上にわたって、金沢区を中心に造園、植栽、土木関係の公共工事などを請け負う地元企業。「小さな木 大きな木 住みよいまちづくり 」の理念のもと、緑豊かなまちづくりをはじめ、地域に向けた取り組みを進めている。
以前から地域貢献に力を入れ、横浜型地域貢献企業では２０２０年度に10年表彰を受けた。地域での取り組みの一つが、能見台地区連合町内会が年に１回実施するまちの清掃活動への協力。17年から協力し、釜利谷高校前の坂道などで住民たちが集めた大量の枯れ葉を重機を使って回収する。昨年の回収量は約４トンにのぼった。同社工事部の加藤真歩さんは「けやきの街路樹が並び、以前から落ち葉が多いのを見ていた。私たちのできる形で力になれればと協力しています」と話す。
働きがいや健康も
近年はＳＤＧｓへの貢献も意識する。全社員の資格取得費用を助成し、社員一人ひとりの能力向上や、働きがいを感じられるような取り組みなどを進めている。
さらに、同社の敷地内に健康増進を目的とする「ふれあいジム」を開設。朝８時から開放し、社員はもちろん地域で暮らす学生などにも利用されているという。
「私たちがやっていることは、私たちの持っているもの、できることでできる地域の方々のお手伝い。それが認証に当てはまった」と加藤さん。これからも資機材や技術を生かした取り組みを積み重ねていく。
■金沢区釜利谷東８の３の20 １９７６年設立 従業員数13人
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