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南区 社会

公開日:2022.06.23

キッチンカーで交流促進
六ツ川 医師らが初企画

  • 地元住民などでにぎわった

 六ツ川の県立こども医療センターの患者家族の滞在施設「リラのいえ」の近くの駐車場でキッチンカーによる販売が6月13日、20日に行われた。タコスなどが提供され、地元住民でにぎわった。

 同センターで小児がん診療に携わる医療スタッフが中心のボランティア団体「ちあふぁみ!」と病気の子どもを育てる家族を支援しているNPO法人「キープ・ママ・スマイリング」が初めて企画したもの。6月6日と10日は同センターの職員と患者家族限定で販売したが、住民と交流を深めようと、13日と20日は一般向けに行った。

 チーズオーバーライスやブリトー、タコスなどが販売され、情報を聞きつけた近所の家族連れなどでにぎわった。

 「ちあふぁみ!」は、県内を中心に医療機関や飲食店、商店街、ロータリークラブなどからの支援を受けて、同センターにおもちゃ、絵本などの物資を寄付するなど、医療の枠を越えた支援を行っている。

 今回は都内の小児病棟やファミリーハウスの患者家族に手作り弁当などを届けている「キープ・ママ・スマイリング」と協力し、地域交流や「リラのいえ」の周知に貢献しようと企画した。同法人の光原ゆき理事長は「今回の成功例をヒントに、関係者の方々と協力体制を強めていければ」と話した。

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