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南区 社会

公開日:2024.01.18

リラのいえに子ども集う
小児がん啓発団体が企画

  • クリスマスムードの中、交流する参加者

 小児がんを経験した子どもときょうだい児が12月22日、県立こども医療センターの患者家族のための宿泊施設「リラのいえ」にクリスマスプレゼントを届けた。

 この活動は、小児がんの啓発活動や交流会を行う一般社団法人みんなのレモネードの会によるもの。2017年から「みんレモサンタ」として、全国の病院や施設におもちゃや書籍などをプレゼントしている。23年は計25カ所で行われた。

 当日はリラのいえの利用者や同会の子どもたち約30人が参加し、「みんレモサンタ」によるピアノ演奏や朗読会などが行われて盛り上がった。絵本の朗読やダンスを披露した松永篤実さん(12)は「緊張したけど、楽しかった。練習の成果を発揮できて良かった」と話した。

「ファミレモ文庫」寄贈

 同会の子どもたちと株式会社ファミリーマート(細見研介社長)=東京都港区=の社員で発足した「ファミレモ部」が主体で開発し、23年8月に発売したチルド飲料「みんなのレモネード」。今回はその売り上げの一部が活動に活用された。

 同社社員が「みんレモサンタ」会議に参加し、子どもたちと売り上げの活用方法を相談。入院中の子どもたちが楽しめるよう、本やDVDなどを「ファミレモ文庫」として寄贈した。22日には同社の社員もリラのいえに足を運んだ。細見社長は「『ファミリー(家族)の未来を担う子どもたち』に寄り添う企業として、多様性がさらに容認される社会の実現に向けて支援を継続してまいります」と話している。

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