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保土ケ谷区版 公開:2022年6月16日 エリアトップへ

三ツ沢公園 新球技場整備へ動き 市が構想案示す

スポーツ

公開:2022年6月16日

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横浜市が公表した配置イメージ図では陸上競技場と現在の球技場の北側(オレンジの部分)が新たな球技場の建設候補地として示されている
横浜市が公表した配置イメージ図では陸上競技場と現在の球技場の北側(オレンジの部分)が新たな球技場の建設候補地として示されている

 川島町に拠点を構えるサッカーJ2・横浜FCがホームスタジアムとしている三ツ沢公園内の球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)について横浜市はこのほど、公園敷地内に新たに球技場を建設する方針を示した。市民利用、プロスポーツの双方の利用枠を確保するため、既存の球技場は残し、現球技場と陸上競技場の北側、現況では第2テニスコートや補助陸上競技場、青少年野外活動センターなどがあるエリアを新設候補地としている。

 三ツ沢球技場は1955年に建設され、64年の東京五輪ではサッカー会場として使用された。現在は市民の利用に加え、横浜FCや横浜F・マリノス、YSCC横浜といったJリーグをはじめ、ラグビーリーグワンの横浜キヤノンイーグルスなど6つのプロスポーツチームが使用。年間を通じた稼働状況は、国内の球技場の中でも年間を通して突出している。

3年前にカズも

 建設から60年以上が経過し老朽化が進むとともに、観客席に屋根がなく、雨の中での観戦を余儀なくされている現状に、3年前には当時、横浜FCに所属していた三浦知良選手が当時の林文子市長を表敬訪問した際、「雨の日はサポーターがビショビショになってしまうので協力してもらえたら」と屋根の改修を直接、要望していた。

 バリアフリー化も不十分であることなど、Jリーグのスタジアム基準を満たしていないことから、市は球技場の改修やこれに伴う再整備に向けた検討を進めていた。

市民とプロの利用枠を確保

 既存のメインスタンドに屋根を増設する案やメインスタンドの建て替えなども検討されたが、屋根を設けることで芝生の日照時間が減少するほか、生育のために稼働日数も減らさざるを得ないとなると、市民とプロスポーツ両者の利用枠の確保が困難になると判断。新球技場の整備方針を打ち出した。

 建設場所の候補となっているのは三ツ沢公園内の北側で、補助陸上競技場や第2テニスコート、青少年野外活動センターなどがあるエリア。現在の球技場と陸上競技場はそのまま残し、活用を続ける方針だ。

 今夏には市民意見募集を行う予定で、市は「構想段階で市民の方々から意見を頂くことで、公園への思いやニーズを把握しながら検討を進めていきたい」とした。

 現段階では、建設費やスタジアムの規模、完成予定時期などは具体化に至っていない。新たな球技場整備の方針にサッカーファンからは歓迎する声が聞かれる一方、市が財政難であることや整備候補地に桜が植えられおり、その扱いを危惧する声も出るなど、否定的な意見も出ている。

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