保土ケ谷区 文化
公開日:2026.09.10
保土ケ谷区 霞台、岩崎町のみこし三基 70年経て、作り手と再会 「半原宮大工」が製作
霞台などの3自治会で受け継がれてきた三基のみこしが、愛川町半原を拠点に江戸城の普請や県内外の社寺の建造などを手がけた「半原宮大工」が70年前に作ったものであることが分かった。みこしが保管されている岩崎町の三友会館に8月上旬、製作に携わった関係者が集まり、70年の時を経て邂逅(かいこう)を果たした。
みこしは、厚木市の仏具店「河内屋」創業者で半原宮大工だった故・河内福賢(ふくよし)氏を中心に1956年に作られた。宮大工の技術や社寺祭礼の保守を通じて地域活性化を目指す一般社団法人半原宮大工集団=愛川町=が、河内氏が手がけた社寺やみこしが県内各所にあると知り、感謝状などの資料を手がかりに霞台西部自治会に行きついた。加えて、同法人理事の杢代(もくだい)智宏さんらが同会館を訪ねると、近隣の霞台東部自治会、岩崎町自治会が保有するみこしも河内さんが作った「きょうだいみこし」と判明した。
河内氏の息子で、共にみこしの製作を手伝ったという大工の敏矩(としのり)さん(86)=厚木市在住=も同行して同会館へ。70年ぶりに対面したみこしを見つめながら、「細かい木地や金具打ちなど、一つ一つに思い出がある。みこしを作るのは根気が必要。親子でやっているとけんかをすることもあったが、それも思い出の一つ」と目を細めた。
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